IPL光治療(Spark pro L-530)
IPL光治療はカメラのフラッシュのような光をお肌に当てて、老化や紫外線によるお肌の悩みを改善する方法です。
こんなお悩みに効果があります。
シミ・くすみ
IPLの光エネルギーが、メラニンに熱ダメージを与えます。
熱ダメージを受けたメラニンはマイクロクラストという、小さな黒い塊になって肌の外に排出されます。
肌のハリ・キメ・毛穴
IPLの光エネルギーで真皮に熱ダメージを与えると、それを回復しようという働きが起こり、コラーゲンの産生が高まります。
肌にハリが生まれ、キメが整います。
肌にハリが生まれることで、毛穴も目立たなくなります。
特に、加齢によるたるみが原因となっている毛穴には効果が期待できます。
赤ら顔・赤み
ヘモグロビンに吸収された光エネルギーが血管壁にダメージを与え、赤みを改善させます。
産毛の脱毛
IPLの主たる効果ではありませんが、お顔の産毛の脱毛効果も期待できます。
※男性の方の治療も承りますが、脱毛効果があるため治療部位はヒゲが薄くなりますので、予めご了承下さい。
当院で採用しているFormaαはイスラエルに本社を置くFormatk社が開発したIPL(光治療)機器です。
日本での発売は2019年3月、IPLの中では新しい治療器です。
これまでのIPL治療器にはない機能を備えています。
特長
- Formaαには、スキンリジュビネーション(美肌づくり)とシミをターゲットとする2種類のモードがあります。
患者さんの肌の状態に合わせて、この二つをバランスよく使い分けることにより、効果的な治療結果が期待できます。 - 異なる波長がミックスされたIPL光治療はシミ、たるみ、お肌のキメ、毛穴、くすみなど複数のお悩みを同時に治療できます。
コストパフォーマンスの高い治療方法です。 - 皮膚に接する部分は常に5℃に保たれ、肌を冷やしながら照射するので治療中の痛みを最小限に抑えます。
- 治療後にテープや絆創膏を貼る必要はありません。当日から入浴・洗顔・メイクが可能です。
治療中の痛み
Formaαによる治療は、皮膚との接触面がつねに5℃に保たれる機能によって、IPLの中では比較的痛みが少ないと言えます。
しかし痛みの感じ方には個人差が大きく、また光治療に伴う痛みは、日常生活では経験することのない痛みの種類です。
顔の中でも、額や口回りのように皮膚のすぐ下に固いものがある部分は痛みを感じやすいと言われています。
また、シミの部分もメラニン色素にIPLの光が反応するため、痛みを生じることが多いようです。
我慢できない場合は遠慮なくお申し出下さい。
ショット毎の冷却時間を長くしたり、予め麻酔クリームを使用するなどの対応をさせていただきます。
治療後の痛み
シミの濃い部分は、翌日くらいまでヒリヒリとした痛みが続くことがあります。
同時に赤みを伴うことがあります。
多くの場合、2、3日で痛みは消失します。
気になる場合は冷水で濡らしたタオルで冷やしてください。
顔全体では、突っ張ったような感じを覚えることがあります。
マイクロクラスト
マイクロクラストは、お肌に潜んでいたメラニンが外に出ていく過程の形ですから 美肌を希望される方にとっては嬉しい現象です。
マイクロクラストが出来た状態を例えていうなら『かさぶたの子分』でしょうか。
ときには、マイクロクラストがビックリするほど濃くなり、完全に排出されるまでの1週間前後はコンシーラーが必要となることもあります。
同窓会や冠婚葬祭への出席など、大きなイベントが控えているときは、治療のお日にちについてご相談ください。
治療の間隔と回数
間隔 | 4~5週ごとに1回 |
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回数 | ワンクール 6回 |
1回ですべての症状を改善するものではなく、複数回継続することで効果が得られる治療です。
上記はあくまでも、効果的な治療間隔や回数のご提案であって、強制するものではありません。
安心してご来院ください。
治療前の診察
*治療の禁忌に該当する状態がないか医師が問診いたします。
*お肌の状態を診察、またご本人が気になっていること、治療に際してのご希望を伺います。
治療が受けられない、注意を要する方
- 心臓疾患を有する方(ペースメーカーや植え込み式除細動器を入れている方)
- 光感受性の強い方、または光過敏を誘発する薬剤(テトラサイクリン系抗生剤やイソトレチノイン)を使用している方
- 治療部位の皮膚に人工的に着色をしている(入れ墨やアートメイク)
- 治療部位にある肝斑(事前にご相談ください)
- 過度な日焼けをしている
- 糖尿病や膠原病等で、創傷治癒に問題がある
- 自己免疫疾患を有する方
- 出血性疾患を有する方、また抗凝固剤(血液サラサラ)を服用している方
- 血栓症の方
- がん、またはその疑いのある方
- てんかんの発症歴のある方
- 妊娠中、または妊娠の可能性のある方
- 医師が不適当と判断した方
治療に要する時間(受付からお会計まで)
※お化粧の時間は含みません
初回 | 約1時間 |
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2回目以降 | 30~40分です。 |
治療の流れ
- 洗顔をしていただきます。
タオル、洗顔料、ヘアバンドはご用意しております。 - お肌の状態、シミの場所、濃さなどを改めて確認します。
- 目をアイガードで保護します。
当院では清浄綿をまぶたの上に置き、その上からシリコン製のアイガードで保護しています。 - お肌にジェルを塗布します。
- テスト照射を行ってから、治療部位全体を照射します。
- ジェルをふき取ります。
- 残ったジェルをご自身で洗っていただきます。
- 治療による過度な赤みや痛みがないか確認します。
お化粧をなさる方は、個室でゆっくりとどうぞ。
日焼け止めはご用意しておりますが、化粧水・メイク用品はご持参ください。
術後経過
- 翌日くらいまで若干の刺激感を覚えることがあります。
気になる場合は冷水で濡らしたタオルで冷やしてください。
マイクロクラストが出来た部分は、ピリピリとした痛みが生じることもあります。
いずれも2、3日で軽減します。 - マイクロクラストは通常1週間程度で少しずつ剥がれ落ちます。
お肌の状態、その方のターンオーバーのスピード、メラニンの量など、様々な条件が影響します。
数日で取れることもあれば、2週間以上そのままの状態が続くこともありますが、痛みや赤みがなければ異常ではありません。
施術後のセルフケア
- マイクロクラストは自然に取れるまで、擦ったり爪などで無理に剥がさないで下さい。
傷あとになり、シミの再発につながります。
スクラブ洗顔、ブラシ洗顔もなさらないようにご注意ください。 - 強い光を照射していますので、お肌が乾燥傾向になります。乾燥状態はターンオーバーのスピードが落ち、治療効果にも影響を及ぼします。
化粧水による十分な保湿をお願いします。 - 紫外線には特にご注意ください。
PIH(術後炎症性色素沈着)と言われるシミのリスクが高まります。
通年でSPF30以上の日焼け止めをご使用ください。
これは、雨天でも曇天でも、一日中室内で過ごす日でも同じです。
ご自身でのセルフケアがIPL治療の効果を左右します。 - 他の美容治療、エステサロンでの施術とは2週間の間隔を開けて下さい。
おかしいな?と思ったら医院までご連絡を
- どんどん赤くなってくる
- 痛みが強くなってくる
- 腫れてくる
こんな症状があったら早めに診療時間内にご連絡下さい。
治療前にご確認いただきたいこと
*治療部位に毛がありますと、日焼けをしている場合と同様に、効果が得られないだけでなく火傷 リスクがあります。
前日までに剃毛をお願いします。
その際は、傷をつけないよう丁寧に剃ってください。
出血を伴う傷とその周辺は照射が出来ません。
*お子様連れはご遠慮ください。
料金(税込)
料金(税込) | |
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初回トライアル価格 (おひとり様1回限り) |
13,200円 |
2回目以降 | 19,800円 (15,000円) |
()内は学生割引料金
※当院の美容医療をお受けになる最初の1回のみ、3,300円の初診料を頂戴しております。
FormaαのIPL光治療に使用するハンドピースは、個人輸入によって入手しており
国内において医療機器の承認を受けておりません。
諸外国における安全データは以下をご参照ください。